7月の香り～今月のブレンドオイル

今月の香りをご紹介します

7月の香りは「Provence holiday」。

フランス南東部に位置するプロヴァンス地方は、1年を通して温暖な気候に恵まれ、ラベンダー、ローズマリー、タイム、セージなどのハーブがのびのびと育つ場所です。
なかでも7月は、あたり一面にラベンダーが咲き誇り、まるで紫のカーペットが広がったような絶景が見られる季節。風に乗って運ばれるラベンダーの香りとともに、プロヴァンスの大地は、まるで夢の中のような空気に包まれます。

この季節のプロヴァンスを訪れるツアーがネットにも数多く紹介されていますが、わたしにとっても「いつか行ってみたい」と長年憧れている場所のひとつ。
澄みわたる空、燦々とふりそそぐ太陽。木漏れ日がゆれる木陰のハンモックに身をゆだね、やさしい香りに包まれてうとうととまどろむ――
そんな贅沢なひとときを、ブレンドオイルに閉じ込めました。

少し前に、ジャン・レノ主演の映画『プロヴァンスの休日』をテレビで観る機会がありました。
最初はなんとなく観ていたのですが、画面越しに伝わる太陽のまぶしさや、風にそよぐ草花の美しさにどんどん引き込まれて、気づけば最後まで目が離せませんでした。
ジャン・レノ演じるおじいさんが、かつて仲たがいした娘の子どもたち3人を夏休みに預かるお話で、都会から来た孫たちが自然あふれるプロヴァンスの暮らしに戸惑いながらも、少しずつ心を開いていく様子が描かれます。自然の豊かさと、そこに流れるゆったりとした時間――映画を観終わったあと、ますますプロヴァンスを訪れてみたいと思いました。

ちなみに、プロヴァンス地方には「香水の都」と呼ばれるグラースという街があります。
かつて皮手袋産業が盛んだったこの町では、手袋の匂い消しに香水が使われ始めたことをきっかけに、香料植物の栽培と香水産業が発展したのだとか。
世界的に有名な調香師を多数輩出するこの街も、香りの世界に魅了されている私にとっては、いつか訪れてみたい憧れの地です。

今月の香り「Provence holiday」が、みなさまの日常に南フランスの風とやすらぎを運んでくれますように。

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